ブラジル ジャク―バード カモシム・オーガニック農園 ’16

南米に生息するホウカンチョウ科のジャクー。
カモシム・オーガニック農園には野生のジャクーが棲みついてチェリーを食べ荒らしてました。
ブラジルでは野生動物を殺生するのは違法とされているそうで、頭を悩めていた農園主エンリケ。
ところが、ある日このジャクーがチェリーを食べて排出したパーチメントを発見。
これはインドネシアのコピルアックと同じではないか!ということを思いつき、農園スタッフに拾い集めさせました。
そして乾燥させて作り上げた自然の営みが生み出したレアなコーヒーです。

カモシム農園のコーヒーは、バイオダイナミック農法で栽培されています。
ワインの世界では「ビオ・ワイン」とか「ビオディナミ・ワイン」として、様々な農園で採用されていますが、コーヒーの世界でも徐々に導入されてきています。
このバイオダイナミック農法は、人体や植物に影響をもたらす月や天体の動きを利用したり、牛や鹿の角や内臓を利用して調合されたプレパラシオン(調合剤)を土壌に撒くことによって、生命力豊かな土へ変化させ、そこに育つ植物も元気になる。
しいては、それを口にした人間も元気になる、という魔法のような農法です。

野生の動物は無農薬のコーヒーチェリーを好みます。
そして、甘くて熟した実を本能で食べます。(人間や機械による選別を肩代わり)
さらに、果肉の部分は廃棄物か、あるいはたい肥に再利用するかという問題、
水洗式の精製方法の場合、発酵槽の排水処理問題も加わります。
本来、発酵食品でもあるコーヒーですが、動物の体内で発酵過程が行われます。
こうした手間を一切省いてくれる、人にも地球にも優しいとてもエコなコーヒーです。

まさにバイオダイナミック農法農法の提唱者シュタイナーの言うように
『動物は人間より賢い』

人と動物、自然の協力関係で生み出されたコーヒーを、ぜひお楽しみください!


品名:ジャクーバード カモシム・オーガニック・コーヒー
生産国:ブラジル
地域:エスピリトサント州ペドラアズール、」標高1,200メートル
生産者:カモシム・オーガニック農園に棲みついた野生のジャクー
クロップ:2015/2016
スクリーン:スクリーン15アップ
木の品種:イエローブルボン、カツカイ、イアパール59、イカツプレコース
栽培方法:バイオダイナミック農法
精製方法:ジャクープロセス 100%天日乾燥

ジャク―バード(80g)
ジャク―バード(25g)
ジャク―バード(ドリップパック)